クラシックカー情報館currus

車が大好きなフリーライターが海外で取材した世界のヴィンテージカーやクラシックカーの情報を紹介します。

時代に負けず伝説を築いた!フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」

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フォルクスワーゲン・タイプ1は、別名「ビートル」や「カブトムシ」の愛称でも知られるドイツ製のクラシックカーです。1938年から2003年まで、65年間にわたり世界最多の2152万9464台が生産され、伝説的な大成功をおさめました。

 

 

 

フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」の歴史

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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー

1938年 ナチス・ヒットラーの政策のもとで、大衆車として初めて生産開始。

1941年 第二次世界大戦時には、ヒトラー政権のもとで軍用車として利用される。

1945年 戦争末期の空襲で、工場が壊滅状態となるが、戦後、イギリス軍の将校アイヴァン・ハーストが工場の復旧に力を入れる。しかし、イギリスのバイヤーからは興味をもたれることはなかった。

1946年 アイヴァン・ハーストがイギリス軍より2万台の注文を取りつける。

1950年代~ 西ドイツやアメリカ合衆国で大量に販売されるようになり、西ドイツの経済復興に大きく寄与する。

1998年 新モデル「ニュービートル」の発売

2019年 後継モデル「ザ・ビートル」の販売終了

 

フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」の詳細写真

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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー 背面

 2本だしのマフラーが可愛いらしいですね。独特のエンジン音がたまりません。


 

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フォルクスワーゲン・タイプ1 「ビートル」クラシックカー 背面

 

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フォルクスワーゲン・タイプ1 「ビートル」クラシックカー 内装

以前、同じタイプのビートルに 1度だけ乗ったことがありますが、窓から陽射しがたっぷり入ってくる設計で、見える景色も広く感じられました。

 

ピラーも細めで、視界が良く、運転しやすいです。

 

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フォルクスワーゲン・タイプ1 「ビートル」クラシックカー 内装

 

フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」のスペック

 

   
車名 フォルクスワーゲン・タイプ1/ビートル 
メーカー フォルクスワーゲン
生産時期 1938-2003 
生産国

ドイツ

ボディタイプ

2ドア セダン

2ドア カブリオレ 

エンジン

空冷水平対向4気筒OHV

1100 cc H4
1200 cc H4
1300 cc H4
1500 cc H4
1600 cc H4

トランスミッション

4速マニュアル

4速セミ・オートマチック(1961-)

3速セミ・オートマチック(1967-1976)

ホイールベース 2,400 mm-2,420mm
全長 4,079 mm
車幅 1,539 mm
高さ 1,500 mm
重さ 800–840 kg

(参考:『Volkswagen Beetle』|Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Volkswagen_Beetle

 

フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」の種類(カラー例)

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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー レッド

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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー メタリックブルー



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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー ペールブラウン

 

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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー ペールブルー

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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー オレンジ

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フォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」クラシックカー ホワイト

 

筆者の正直な感想

あの、独特で低めのエンジン音は、遠くからでもビートルが来ることを知らせてくれる。嫌な音か?と聞かれれば、「そうでもない」と答える人は多いことだろう。

 

フランスでは、ビートルで旅行をし、テントを張って寝泊りする旅人スタイルが確立した。

 

最初は、戦争のために製造された車だが、なんとも言えない平和でのどかな時代を生き抜いた車だ。その愛くるしい姿と成功に、敬意を表したい。

 

この記事を最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました!

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